ニワカソフトエンジニアの永島です。3DCADを扱い始めて2週間の私が処女作「ゲルググの頭」を3Dプリンティングした結果を報告します。
まずは2週間前からお邪魔している大名3Dプリンター部。
クラフトハウス代表の栗元さんのご教授のもと、初の作品を3Dプリンターでの印刷です!
まず、今回印刷するモデルはこれ。
fusion360でモデルを作り、AFINIA3Dで出力します。
材料は樹脂なんですが、いろいろな種類があります。ニワカラボにあるAFINIA3Dは、「ABS」や「PLA」、「ポリカーボネート」の3種類で出力できます。
樹脂はそれぞれ特性があり、用途に合わせて選ぶことが大事です。
今回はABSを使用。
■データ出力の手順
①まずは、出力データをfusion360で制作
今回は、10月13日(金)に出力できるように調整してデータを作りました。
AFINIA3Dで出力するには、ファイルデータを「stl」に変換する必要があります。
②専用のアプリケーションをダウンロード
ニワカラボでは、AFINIA3DのH800(https://afinia.com/3d-printers/h800/)を導入しているので、H800専用のアプリケーションをインストルーしました。
ソフトウェアとドライバーをダウンロードするには、利用する機器と名前、メールアドレス、利用目的を入力して送信しなければいけません。
③AFINIA3Dでの出力手順
1)機械の初期化
アプリケーション(AfiniaStudio)を起動。まずはアプリケーションの左サイドバーにある初期化を行います。起動後は毎回初期化を行うこと。
2)モデルデータ「stl」を呼び出す アプリケーションの左サイドバーにある、+(プラス)のアイコンを選択し、立方体のアイコンをクリックします。ファイルを選択する画面に変わるので、3Dプリンターで出力するファイルを選びます。選択後、画面にデータが表示されます。
3)モデルデータの向き修正
選択したモデルの表示の向きがおかしな場合は、アプリケーションの右上にある回転マークを選択して調整を行います。モデルデータを制作するソフトによって、XZY軸が異なるので、Afinia3Dにデータを入れ込んだ後、表示向きの不具合が生じるそうです。
4)3Dデータ出力表示位置の調整
モデルの向きを整えたら、次にモデルの自動配置を行う。
自動配置は、アプリケーションの右上にある矢印のアイコンを選びます。
自動配置は必ず行いましょう。
5)3Dプリンターで出力
アプリケーションの左サイドバーにある印刷を選択。
印刷を選択後、設定を行う画面が表示されるので、利用する樹脂や制作時間に合わせましょう。すべての設定が終わりましたら、印刷をクリックして出力です。
完成品がこちら
今回のモデルで印刷にかかった時間は2時間半ほどでした。思ったより長かったですが、なかなかいい仕上がりになった気がします。(ちなみにニワカの社内に持ち帰ったところ、すぐに前方の角が折られました・・・。)
なにより栗本さんから褒められたのが嬉しいですね!ふふふ。
ニワカのラボ活用のため、まだまだ3Dプリンティング技術を上げなきゃいけません!これからもっと複雑なモデルを作るので、いい報告ができるように頑張ります!!