4月13日(土)、ニワカラボでプロレーサー大井貴之さんによるニワカゲームス講習会が行われました。ゲームタイトルは「グランツーリスモSPORT」、2019年茨城国体のeスポーツ種目として採用されています。
ニワカソフトはeスポーツ事業部の一環として主に18歳未満のeスポーツレーサーを募集し、国体選手の育成に向け活動しています。そして監修者として大井さんに参加いただき、本格的な育成カリキュラムの作成から指導までをお願いしています。
ニワカゲームス – グランツーリスモ国体
当日の様子
最初に行われたのはドライビングテクニックの知識チェックテストでした。
内容は「スローインファストアウト」など何となく分かりそうなものから「フリクションサークル理論」と難解なものまで様々です。
参加者の小学生たちは保護者と一緒に考えました。高校生たちも自身のアタマをフル回転させていました。
続いて答え合わせを兼ねて、各キーワードやその考え方について大井さんが解説してくれました。
年齢を問わず熱心に話に集中する参加者のみなさんの姿勢には胸を打たれるものがありました。
最後は学びを実践へ。自分の運転をプロレーサーが見て、その場でレビューがもらえる、貴重すぎる機会です。
何のために取り組むのか
なぜニワカソフトはここまでするのでしょうか。我々は参加する以上「勝利」にも当然こだわりますが、目的は他にあります。
eスポーツを通じて「向上心」「スポーツマンシップ」「目標意識」等を育みたいのです。
そしてこれをきっかけにプロプレーヤーに留まらず、ゲーム産業や自動車産業などの仕事に興味を持ち、夢を持ってほしいと考えています。
生半可では難しい、だから子どもたちに本気で取り組んでもらえる環境を、我々大人も本気で考えて用意しています。
大井さんも運転の仕方を指導する中で勝つこと以上に、集中力や計画性など日常に活きるスキルを身につけてほしいと考えています。
実際に車を運転するにはお金もかかれば、危険やリスクも伴います。ゲームは安全かつ気軽に車を楽しめる機会を与えてくれます。
ニワカソフトも大井さんも目指す方向は同じ、eスポーツ指導を通して子どもの成長を支援し、夢を持つきっかけを提供します。