ニワカソフトのIoT事業部が手掛けるwebメディアに、スマートスピーカーやIoTでより豊かな生活を提案するsmartio(スマーティオ)があります。
そのsmartioが4月17日にスマートホームを疑似体験できる3Dコンテンツのβ版を公開しました。
今回は3Dコンテンツを制作した柴藤健太(しばとう けんた)さんにお話を伺いました。
スマートスピーカーがスマートホームの可能性を広げる
そもそもスマートホームとは家庭内の家電製品やIT製品をネットワークでつないで一括管理することで、快適な生活を実現する住まいを指します。
例えばスマホ一つで、カーテンを開いたり、お風呂を沸かしたり、お米を炊いたりすることができる便利な仕組みです。
そこにスマートスピーカーが加わるとどうなるでしょうか。柴藤さんは「音声で操作できることでより利便性が高まる」と言います。
手が離せないとき、料理をしているときでも不意に思い出してテレビをつけたり、チャンネルを変えることも容易にできます。
当たり前ながら人間には腕が2本しかありませんが、声が第三の腕になってくれる、それを叶えてくれるのがスマートスピーカーの役割です。
記事でも、動画でもない。3Dコンテンツの役割がある
(smartioの3Dコンテンツ内、テレビを操作している様子)
これまでsmartioの中でも記事や動画を通してスマートスピーカーの便利な活用法を紹介してきました。では、なぜ3Dコンテンツを制作したのでしょうか。
記事や動画では難しいこと、それは多種多様なユーザのライフスタイルを考慮したコンテンツを量産することです。
現時点(β版)での3Dコンテンツには備わっていませんが、今後は住環境やスマートスピーカーなどの設備を自由に選択できるメニューを用意する予定です。
そうすれば数百、数千パターンのライフスタイルを再現することができます。自分の思い描く住生活をシミュレーションできるのが3Dコンテンツの強みと言えます。
理想のスマートホームが翌日に手に入るのも夢じゃない
さらに柴藤さんは3Dコンテンツの今後の展望を教えてくれました。仮に自分の思い描く住生活やそれに必要なアイテムが分かったとしましょう。
きっとこんな悩みにぶち当たります。
- どのくらいの予算で買えるのか分からない
- 必要なアイテムがどこで手に入るのか分からない
- アイテムを手に入れても取り付けや設定に自信が無い
これらの解消法はこれまでもsmartioの記事の中でももちろん紹介しています。しかし人間はラクをしたい生き物です。ドラえもんに頼りたくなるのです。
未来の3Dコンテンツはドラえもんの代わりになるかもしれません。各アイテムの値段や合計金額が分かり、クリックひとつで商品が家まで届くとしたらどうでしょうか。
さらに配送のお兄さんが取り付けや設定まで行ってくれる、そこまで行くと他社の協力も必要ですが、そんな未来に繋がる可能性がある訳です。
今回のβ版はそのための第一歩と言えます。
エンジニアとしてチームの意見に妥協せず応え続けたい
理想の3Dコンテンツまでの道のりはまだ遠く、やるべきことはたくさんあります。まずはスマートスピーカーやアイテムを選択できるメニューの追加を目指します。
IoT事業部のなかで3Dコンテンツを開発できるのは柴藤さん、ただ一人です。今後の拡充においてチームの意見を叶えることが難しい局面も多く想定されます。
「仕様のせいだと諦めるのは簡単。チームの希望に応えるエンジニアでありたい」と柴藤さんは熱く語ってくれました。
ニワカソフトはニワカモン集団、歩みを進める中でつまづき転ぶこともたくさんあります。そんな中でも情熱と志をもって、挑戦することをやめません。